一二三(ひふみ)祝詞は“四十七文字(十一)”から構成されています。
同じく四十七回“合わせてカム”という意味です。
また噛む(カム)という行為は“上”と“下”の歯(ハ)を噛み合わせることであります(善く噛砕くという型の示唆。“行う(十、ワ)”コトは祈りであり道であり、“型”を作っている)。
『富士、火吐かぬ様おろがみて呉れよ、大難小難にまつりかへる様おろがみて呉れよ。食物(たべもの)頂く時はよくよく噛めと申してあろが、上の歯は火ざぞ、下の歯は水ざぞ。火と水と合すのざぞ。かむろぎかむろみぞ。噛むと力生れるぞ。血となるぞ、肉となるぞ。六月十七日、ひつ九のかみ。 水の巻 第十五帖』
上は動かず下(舌)が動く。
ここからも示唆しているのであります(霊主体従等)。
カムとは“カミ”からもきており、“火水(カミ)”を合わせるという意味でもあるのです(カムナガラ)。
そして呑み(のム)込み『ん(ン)』となる。